2008年04月15日
ハーリーの歴史

その後、琉球王府の国家行事となり、豊漁と安全祈願を目的とする海神祭として全島各地に広がっていきました。また、中国からの使者をもてなす際には龍潭池で爬竜舟を浮かべたと言う記録も存在します。
しかし、沖縄のどの地域に、どの様にして伝わったかと言う点は、様々な説が存在します。
豊見城を発祥の地とする説もあれば、那覇を発祥とする説もあり、また八重瀬町をドライブしていると港川に「ハーリー発祥の地」と言う看板もあることから、「一体何処がハーリー発祥の地なんだろう?」っと混乱してしまう方々も結構いらっしゃるようです。
実は、ハーリーの由来説にはいくつかあり、地域レベル・教育機関レベルでのリサーチが以前よりも進展はしてきたとは言え、立証できるほどの情報が不足していると言うのが現状の様ですね。
琉球の歴史書・『球陽』には下記にある3つの定説が記載されています。
1. 中国から沖縄に定住した36姓が那覇で龍舟競漕をした。
2. (那覇の)長濱大夫(ナガハマダイユ)が中国の南京で龍舟の作り方を習い、5月始めに那覇の港で競漕をした。
3. 豊見城城主・汪応祖(オウオウソorワンオウソ)が中国留学時代に見た龍舟を建造させ、豊見城下の漫湖で龍舟を浮かべて遊覧した。その後、これを人々が真似るようになり、那覇、久米、泊村の龍舟はハーリー発祥の地とされる豊見城市までおもむいて豊見瀬嶽(豊見城城趾公園内)で祈願をするようになった。
どの説が正しいかは、歴史家では無いのでわかりませんが、その3説の中でより多くの詳細が残されているのが豊見城城主・汪応祖にまつわる説です。
『琉球国由来記』や『琉球国日記』などの古い文献にも、那覇ハーリー前には龍舟で漫湖にある小さな浮島・津屋に漕いでいって、豊見城のグスク内にある豊見瀬御嶽で祈願なされたとされたとされています。
この『てぃーみぐすくぬぶい(豊見城上り)』は、琉球王朝時代から脈々と受け継がれてきた儀式でしたが、廃藩置県の時に禁止され、2004年に125年ぶりに豊見城市が『ハーリー由来祭り』と称するイベントを通して、『てぃーみぐすくぬぶい(豊見城上り)』を復活させました。そして、豊見城のグスク内の神事の詳細が、それらの歴史の文献には記述されています。
その後、南山の貿易港であった糸満で行われるようになり、糸満ではその後のハーリー(糸満ではハーレー)が盛んに執り行われるようになったとされています。
尚、八重山地方や宮古島などは、糸満の勇敢な海人たちによって伝えられたもので、糸満海人がハーリー文化に多大な影響を与えていることを物語っております。
※参考: 球陽、宝ハーリークラブHP、糸満ハーレーの歴史
実は、ハーリーの由来説にはいくつかあり、地域レベル・教育機関レベルでのリサーチが以前よりも進展はしてきたとは言え、立証できるほどの情報が不足していると言うのが現状の様ですね。
琉球の歴史書・『球陽』には下記にある3つの定説が記載されています。
1. 中国から沖縄に定住した36姓が那覇で龍舟競漕をした。
2. (那覇の)長濱大夫(ナガハマダイユ)が中国の南京で龍舟の作り方を習い、5月始めに那覇の港で競漕をした。
3. 豊見城城主・汪応祖(オウオウソorワンオウソ)が中国留学時代に見た龍舟を建造させ、豊見城下の漫湖で龍舟を浮かべて遊覧した。その後、これを人々が真似るようになり、那覇、久米、泊村の龍舟はハーリー発祥の地とされる豊見城市までおもむいて豊見瀬嶽(豊見城城趾公園内)で祈願をするようになった。

『琉球国由来記』や『琉球国日記』などの古い文献にも、那覇ハーリー前には龍舟で漫湖にある小さな浮島・津屋に漕いでいって、豊見城のグスク内にある豊見瀬御嶽で祈願なされたとされたとされています。
この『てぃーみぐすくぬぶい(豊見城上り)』は、琉球王朝時代から脈々と受け継がれてきた儀式でしたが、廃藩置県の時に禁止され、2004年に125年ぶりに豊見城市が『ハーリー由来祭り』と称するイベントを通して、『てぃーみぐすくぬぶい(豊見城上り)』を復活させました。そして、豊見城のグスク内の神事の詳細が、それらの歴史の文献には記述されています。
その後、南山の貿易港であった糸満で行われるようになり、糸満ではその後のハーリー(糸満ではハーレー)が盛んに執り行われるようになったとされています。
尚、八重山地方や宮古島などは、糸満の勇敢な海人たちによって伝えられたもので、糸満海人がハーリー文化に多大な影響を与えていることを物語っております。
※参考: 球陽、宝ハーリークラブHP、糸満ハーレーの歴史
Posted by Okinawa Harlee Network at 20:02│Comments(8)
│伝統・文化
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約1週間ほど体調が優れず。。。お店に出ては途中で帰ったり、または遅出となったりを繰り返していましたそのため楽しみにしていた旅カフェのまっちゃんさんとの再会にも 具合が悪く...
★ ハーリーの季節がやってきた♪【三線やー ナビィ三線のうちなーたいむ】at 2008年04月22日 13:13
この記事へのコメント
毎年、那覇ハーリー会場でひそかに行われている
OTV杯のベンチプレス大会に
今回はウチのジムより10名前後参加するらしいです。
もちろん、僕は参加しませんよ~
減量中ですから(笑)
OTV杯のベンチプレス大会に
今回はウチのジムより10名前後参加するらしいです。
もちろん、僕は参加しませんよ~
減量中ですから(笑)
Posted by 鍛人
at 2008年04月16日 12:53

面白そうですね。
65キロクラスだと、どの位上げるんですかね?
那覇ジムだと全国クラスもいたりするんじゃないですか?
まさか、Mr.ODガワさんは出ないですよね・・・。
65キロクラスだと、どの位上げるんですかね?
那覇ジムだと全国クラスもいたりするんじゃないですか?
まさか、Mr.ODガワさんは出ないですよね・・・。
Posted by OHN at 2008年04月16日 21:09
こんなにすごいとは、思いませんでした
Posted by 糸満悠輔 at 2009年04月13日 14:04
そうなんです。
ハーリーの歴史は本当に深く、うちなーんちゅの心をあらわしていると思います。
ハーリーの歴史は本当に深く、うちなーんちゅの心をあらわしていると思います。
Posted by Okinawa Harlee Network
at 2009年04月13日 16:16

ハーリーのこと学校で調べてる!
ハーリーはこんな歴史があったんだ!ってわかりましたっ!
ハーリーはこんな歴史があったんだ!ってわかりましたっ!
Posted by 卍輝卍 at 2010年08月27日 14:12
いつも漕いでばかりですが、いろいろ勉強になりました。
Posted by San上 at 2010年08月27日 21:08
ころんくんは、可愛いくってカコイイです
Posted by ころん at 2020年09月24日 12:00
r
Posted by r at 2022年01月07日 09:19