2009年04月16日

Ⅳ.「運動処方」 No.3

Ⅳ.「運動処方」 No.3■有酸素運動の脂肪燃焼メカニズム!!

前述のように、有酸素運動はダイレクトに脂肪を燃焼します。

その脂肪を分解するためには脂肪分解酵素「リパーゼ」が必要です。

人間はエネルギーが必要になった場合、

・筋肉にある「グリコーゲン」
・肝臓で生成された血液中の「ブドウ糖」

が使われます。

ここでさらにエネルギーが必要になった場合、
・脂肪分解酵素「リパーゼ」が脂肪細胞を「脂肪酸」と「グリセリン」に分解
といった作業に移ります。

この「リパーゼ」によって分解された「脂肪酸」は血液中に溶け込み「遊離脂肪酸」となります。
この「遊離脂肪酸」は筋肉に運ばれ、筋肉内の「ミトコンドリア」が、「遊離脂肪酸」と「酸素」に着火し、脂肪燃焼となります。


つまり、ここで重要なことは、「さらにエネルギーが必要」となる要因がなければ、脂肪燃焼しないという点です。

効率的に体をこの状態に持っていくのに適した運動が、有酸素運動なのです。


★有酸素運動による脂肪燃焼の工程 (まとめ)

(運動開始)
1) 有酸素運動の初めは、筋肉と血液中のエネルギーを使用。
2) 筋肉と血液中のエネルギーが枯渇。
3) 肝臓に貯蔵されたグリコース(約60g)がエネルギーに分解され、使用される。
4) 有酸素運動20分程度から、肝臓は体脂肪をグリコースに変換し、エネルギーを作り出す。

(脂肪燃焼開始)
5) 脂肪分解酵素「リパーゼ」が脂肪細胞を『脂肪酸』と『グリセリン』に分解。
6) 脂肪酸が血液中に溶け込み『遊離脂肪酸』へ。
7) カルニチンが『遊離脂肪酸』を筋肉に運ぶ。
8) 筋肉内の「ミトコンドリア」と呼ばれる脂肪燃焼工場で、「遊離脂肪酸」と「酸素」に着火し、燃え出す。




続く。



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Posted by Okinawa Harlee Network at 19:28│Comments(0)ダイエット
 
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